MIYAGI

INTERVIEW

先輩移住者インタビュー

掲載日:2023年1月31日
更新日:2023年3月13日

利府町

自然豊かで魅力あふれる利府町で/清水晴佳さん

  • 子育て

清水晴佳さん

宮城県の中央部に位置し、仙台市内をはじめ、様々な場所へアクセスが便利な利府町。
大型商業施設や、周辺に大型の公園も多くあるので、子育て世代の方々が多く暮らしています。
そんな利府町に移住し、自宅でフラワーアレンジメント教室“atelier germerbleue(アトリエジェルメールブルー)”を主宰している清水晴佳さん。教室の他にイベント等にも積極的に出展されています。

移住者交流サロンの様子

インタビュー当日は、利府ハウジングギャラリー内にあるモデルハウスにて行われたイベント”クリスマスマーケット(利府町を中心に活躍する作家や店主等との交流イベント)”にお邪魔してお話をお伺いしました。この日は、移住者交流サロンとして清水さんによる移住した経緯や現在の暮らしぶりなどのお話を聞きながら、クリスマスオーナメント作りができるワークショップが開催されました。

清水さんが制作した紹介スライドショー

 
 

参加者の方とクリスマスオーナメント作り

 
 

出来上がったクリスマスオーナメント

 

利府町を知って

清水さんの出身地は、雪が多く降る新潟県長岡市。日本三大花火大会の1つ”長岡まつり大花火大会”が開催されることで有名な土地です。大学への進学で関東へと上京し、卒業後は千葉県で営業職として勤務されていたそうです。

「夫が山形県の出身でしたので、いずれは東北地方に帰りたいと二人で話していました。そんな話をしているタイミングで義父の手術が決まり、本格的に東北へ戻ることになりました。」と利府町への移住のきっかけを話す清水さん。
しかし、移住先として最初から利府町を選んだわけではないそうです。
「東北へ戻ろうと決めてから、夫の会社に相談すると宮城県仙台市への転勤が決まりました。最初は仙台市内で探していたのですが、なかなか条件に合いそうな良い場所が見つからなかったため、電車通勤で仙台に通える場所を探してみたところ、利府町が目につきました。お互い利府町のことはよく知らなかったのですが、仙台市へのアクセスも良く、詳しく調べていくうちに素敵な町だと感じ、移住を決めました。」と移住を決めた当時を振り返ります。

利府町のことはあまり知らなかったという清水さん

 

自然豊かな利府町

清水さんは利府町の魅力を三つ教えてくれました。
「一つ目は、緑が多く自然豊かでありながら、商業施設も充実し、生活がしやすい所。
二つ目は、子育て支援が手厚く充実している所。
三つ目は、交通の利便性が良く、仙台市内にも通えてアクセスが良い所。高速道路のインターチェンジも近くにあり、お出掛けもしやすいです。」と、利府町での暮らしの楽しさや快適さが伝わってきました。

「利府町で初めて冬を迎えた時、学生時代から長く関東圏で生活してきたので久しぶりに雪が降る場所に住んで懐かしいなと思いました。電車で利府町に来た時に見えるのどかな田園風景は、生まれ育った新潟県長岡市とどこか似ていると感じたこともあります。
千葉県に住んでいた頃もお散歩ができそうな河川敷がある自然が豊かなところを選んでいたので、利府町の自然豊かな所が特に気に入りました。移住して来るまでは近くに大きな公園があまり無く、保育園にも大きな園庭はありませんでしたが、利府町にはどちらも近くにあり、休日には大きな公園のアスレチックで遊んだり、ピクニックができたりするので子供も喜んでいます。」と利府町の自然豊かな環境がとても気に入っているそうです。

フラワーアレンジメントと出会って

清水さんは、出産、育休を経て復職した後、仕事と子育ての両立に悩んでいたと言います。
「元々お花が好きだったので、趣味でフラワーアレンジメント教室に通っていました。日々の忙しさから開放されて、色とりどりの季節のお花に向き合う時間はとてもリフレッシュになりました。それから更にフラワーアレンジメントの魅力に夢中になり、いつか私もお花の教室を開きたいと思うようになりました。」という清水さん。その後、教室を開くために経験を積もうと転職を決め、花業界で働き始めます。
2年間ほど、結婚式場でブライダルフラワーコーディネーターとして勤務され、披露宴会場やチャペルの装花業務を行っていたそうです。

教室のコンセプト

清水さんは教室を始めようと考えていた当初は、どんな教室にするか決めかねていたと話します。
「新型コロナウイルス感染症で外出などの自粛が求められ、自宅で過ごすことが多くなりました。
そんな時にフラワーアレンジメントのオンラインレッスンに参加しました。自宅でアレンジメントを作っている姿を当時3歳だった娘が見て、お花に興味を持ち始め、調べてみると『花育』というものがあることを知り、親子で通える花育の教室を始めたい!と思いました。」と教室のコンセプセトを決めたきっかけも教えてくれました。

「教室の名前はatelier germerbleue(アトリエジェルメールブルー)にしました。フランス語のgermer(芽吹く)とmer bleue(青い海)を元に掛け合わせた造語です。フランスのパリには素敵なフローリスト(園芸愛好者)が多く、お花が身近にあるフランスの暮らしに憧れがあり、フランス語で名前を付けました。」レッスンを通して一人ひとりに芽生えたものが、青い海のように大きく、深く、成長していくようにという思いが込められているそうです。 実際にフランスに新婚旅行で行かれたことがあるそうで「旅行した時は冬で、澄んだ空気の中で見た夜のエッフェル塔がとても綺麗でした。」と素敵な思い出も話してくれました。

花育を知るきっかけとなったオンラインレッスン

 

利府町での交流

2021年3月に利府町へ引っ越してきた清水さんに当時の話をお聞きしました。「利府町へ来た当初、しばらくは引っ越しの片づけをしながら利府町のことを少しずつ探索していきました。千葉県にいた頃、利府町について調べていた時から気になっていた”tsumiki”にも伺いました。教室を始めることやイベントに出展することについて相談に乗っていただいて安心したのを覚えています 」
”利府町まち・ひと・しごと創造ステーションtsumiki”は起業・創業など相談の場として誰でも利用できる施設で、ワークスペースやカフェとしても利用することができます。
清水さんは”tsumiki”主催のイベントに出展されたり、利府町で活躍されている他の方とも交流を深めたりと、ここを拠点とし活動の幅を広げていかれたそうです。

子供と一緒に

清水さんは、2021年10月に教室専用の部屋を設けた自宅が完成し、念願だった花育とフワラーアレンジメントの教室を始めます。
『花育』について伺いました。「花育とはお花に触れて、色や香りを五感を使って楽しむことで右脳を刺激し心を豊に育むお花遊びです。作る形などに決まりはなく、閃き力や表現力、色彩感覚が育まれて、花を育てることを通して命の大切さを学んでいきます。」と『花育』について楽しそうに話す清水さん。

花育について楽しそうに話す清水さん

 
 

自由な発想で閃き力を育む

 

 

『花育』との出会いをきっかけに”親子で通えるお花の教室”をコンセプトに教室を運営している清水さん。「教室は3歳から60代まで幅広い年代の方にお越し頂いています。親子で楽しむ花育レッスンの他に、大人向けで気軽に参加できる単発のレッスンや、花育士の資格が取れるコースレッスンも行っています。いずれもお子様連れでのご参加が可能で、安心して子供を連れて来ていただける教室です。利府町は子育て世代が多いので、もっとその世代の方に教室を知っていただいて、花育の魅力を伝えたり、リフレッシュできるような場所にしていきたいです。」とお花を通した子育て支援への思いも語ってくれました。

子連れで参加出来るレッスン

 

自分から発信していく

清水さんに今後についてお聞きしました。「お花が好きでも、仕事や子育てが忙しくてお世話が出来ない方や、苦手な方も多いので、そのような方でもお花を楽しめるよう、レッスン内容の幅を広げて行きたいです。」と話す清水さんは現在新たに資格の取得を目指しています。
「アーティフィシャルフラワーという高品質な造花を使った制作技術を学ぶ講座を受講しており、もうすぐ資格取得できる予定です。取得したら教室でも教えていきたいです。」と教室に通われる方と真摯に向き合う姿はとても輝いて見えました。

「家族も仕事の事を理解してくれているので、好きなことを仕事に出来て、とても充実しています。教室やイベントでのレッスンを全て一人で行っているので、会社員として働いていた時と忙しさは同じですが楽しいです。いわゆる仕事が遊びで遊びが仕事ですね。」と前向きな考え方の清水さん。
「仙台市内でもレッスンを行ったり、チラシを配ったりして自分から発信することで、利府町以外で教室を知った方が、レッスンを受けたいと来てくださったり、最近ではInstagramを見て、メッセージを送ってくださる方もいます。SNSを駆使して個人でも活動しやすくなりました。」と清水さんの積極的な姿勢や人柄がとても伝わってきました。

清水さんはイベントで参加者や子供たちと本当に楽しそうに花を通して向き合っておられました。
また、インタビューの際も自然と触れ合える環境での暮らしを楽しんでいることが伝わってきました。
教室はもちろんですが、今後も様々なイベントなどにも出展していくとのことでしたので、利府町のみならず、多方面でのご活躍が益々楽しみになりました。

清水さんの活躍はこちらからもご覧いただけます
・ブログ
https://profile.ameba.jp/ameba/sunny317haruka
・Instagram
https://www.instagram.com/atelier.germerbleue/

利府ハウジングギャラリー
https://profile.ameba.jp/ameba/sunny317haruka

(2022.12)

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