支えあって、学びあって、すべての人の「人生」を豊かに。

日々のケアの中には、「いのち」や「暮らし」や「生きる」についてのたくさんの学びがあります。この学びをたくさんの人たちと分かちあいたい。

そう思った私たちは、福祉施設を地域にひらき、まなびあいの拠点にすることにしました。日々、人生の先輩である高齢者や障害のあるひととの対話から「いのち」や「生きる」が学べます。

週末には、こどもをはじめ地域の人たちが参加する「暮らし」を学ぶプログラムがあります。支えあって学びあうって、楽しい。そのことに気づいていくことで、ひととひとがやさしく支えあえる社会にしていきたいと思っています。

【萩の風キャンパス】特別養護老人ホーム、共生型デイサービスセンター、地域密着型特別養護老人ホーム、相談支援センター【上飯田キャンパス】居宅介護支援センター【幸町キャンパス】グループホーム【霞目キャンパス】就労支援センター【六郷キャンパス】地域密着型特別養護老人ホーム、看護多機能センター、保育園

◆法人ウェブサイト　http://www.gakkou.life
◆コンセプトムービー　　https://youtu.be/-1RWF2Xwtks

ライフの庭（嫁入りの庭）

地域と施設を隔てていた壁（生垣）を取り払い、地域に開かれた庭を作りました。この庭には、かつての嫁入り道具のようにやってきた家具や植木、まちの片隅に眠っていた懐かしい道具などが運ばれてきました。誰かの物語や土地の記憶が集まり、交差する庭。ここに暮らすお年寄りはもちろん、学校帰りのこどもたちや地域に暮らすみなさんが気軽に触れ合える憩いの場です。誰かを支えたり、支えられたり、そんなやさしい社会をつくっていくための地域のコミュニティの拠点にしていきたいと考えています。

学びのプログラム

高齢者や障害のあるひと、地域のひとやこども誰もが参加することができる学びのプログラムを「ウィークエンドプログラム」と称して毎週土曜日に各キャンパスで開催しています。高齢者やこどもなどが先生となり秘伝のレシピや自分の好きなことを教える先生となり楽しみながら学ぶプログラムです。

また、施設の中に駄菓子屋や図書館があり、学校帰りのこどもたちや学生などが利用しています。駄菓子屋はデイサービスに通う高齢者や障害のあるひとが店番をしていたり、看板猫の「ふうたくん」もいて、地域のひとたちがふらっと立ち寄れる居場所になっています。小学生を対象にした学習支援教室も行っており、福祉の枠にとらわれずすべてのひとの人生を豊かにするためにさまざまな取り組みをしています。

職場の雰囲気

ライフの学校では子連れ出勤が日常となっています。土日はもちろん平日は「ただいま！」とお母さんの働くライフの学校に帰ってくる子も。ライフステージが変わっていく中でも働き続けやすい環境があります。令和６年４月には保育園（事業所内保育）の事業も開始となっており、こどもを預けながら働くことができます。ひとつのキャンパスの中に高齢者、障害のあるひと、地域のひとやこどもなどさまざまなひとが交わり、お互いに支えあったり、学びあったりしながら暮らしています。