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もっとエリア毎の魅力を知る

エリアで特色の異なる宮城県では、一言で環境を説明できないのが難しいところ。
逆に言えば、あなたにとって一番良い場所を選べるということでもあります。
ここでは地域の特徴にも着目しながら、いくつかの項目に分けて、宮城県の環境をご紹介しましょう。

気候の特徴

東北と言うと、厳しい冬を想像する人も多いでしょう。
気象庁が発表した2022年2月の最深積雪を見てみると、仙台市では4cmでした。宮城県の山沿いは雪が多く降りますが、仙台エリアの東側や三陸エリアは積雪が少なく、冬でも比較的温暖です。
幹線道路などは除雪が優先的に行われるため、比較的早く積雪がなくなる傾向にあります。もちろん路面凍結の恐れがあり、年によっては雪が多く降ることもありますので、車を運転される方は冬用タイヤをご準備ください。

また、近年は厳しい暑さが目立つ夏ですが、 2022年8月の仙台市の最低気温は15.0℃と、東京都と比べて約3.0℃も低くなりました。宮城県は真夏日や熱帯夜が少なく、夏が乗り切りやすいという特徴があります。

宮城県は、極端に暑くも寒くもない、ちょうどいい気候の場所なのです。

宮城県の冬の気候(2022/2月 気象庁)

県北エリア 仙台エリア 三陸エリア 県南エリア
東京都 大崎市
(古川)
仙台市 石巻市 白石市
最高気温(℃) 18.5 9.6 13.3 12.1 11.9
最低気温(℃) -1.9 -10.1 -4.6 -6.1 -6.1
最深積雪(cm) 2 12 4 6 3

宮城県の夏の気候(2022/8月 気象庁)

県北エリア 仙台エリア 三陸エリア 県南エリア
東京都 大崎市
(古川)
仙台市 石巻市 白石市
最高気温(℃) 36.4 34.0 36.2 35.0 34.8
最低気温(℃) 18.6 13.3 15.0 14.5 13.3

宮城県の住宅事情

国の統計によると、宮城県の住宅地の平均価格は46,000円/㎡となっています。全国平均が約53,373円/㎡、東京都は389,100円/㎡ですから、比較的安価にマイホームを取得できると言えるのではないでしょうか。

宮城県の中でも、住宅地の平均価格には差があります。最も高いのは仙台市で、121,800円/㎡。特に利便性の高い中心部に人気が集中しています。仙台市近郊の市町も、比較的平均価格が高い傾向にあります。
反対に、最も安いのは七ヶ宿町の3,800円/㎡です。七ヶ宿町では移住者の住環境整備に力を入れており、新築戸建て住宅に20年間住む(月額35,000円)ことで土地と住宅が無償で譲渡される「地域担い手づくり支援住宅」を実施しています。

宮城県 仙台市 宮城県の
仙台市以外の市
宮城県の町村
平均価格(円/㎡) 46,000 121,800 24,700 19,700

(参考)国土交通省/令和4年都道府県地価調査(都道府県別・用途別平均価格)
宮城県/令和4年度宮城県地価調査の結果など(市(区)町村別・用途別集計表)

宮城県の住宅事情

宮城県の物価は高い?低い?

物価についてはどうでしょうか。
宮城県の消費者物価地域差指数(総合)は99.4(18位)となっており、東京都近郊(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)が軒並み100を超えているのと比べると低く感じられるかもしれません。

宮城県の物価

消費者物価地域差指数の詳細を見ると、「食料品」は98.1。47都道府県の中では、比較的食料品の物価が安い地域だと言えます。
宮城県は多様な食材の産地なので、地元の小売店や道の駅で、安くて新鮮な食材を手に入れることができます。

東京都近郊より高くなりがちなのは「光熱・水道」で、宮城県は104.4となっています。
費目の主な内容は冷暖房などの光熱費のため、これも住居に関する費用と考えられますが、北海道・東北地域では最も低い値となっています。

魚介類が好きで暖房費が気になる人であれば「三陸エリア」など、あなたにとっての優先順位を思い浮かべ、しっくりくる場所を探してみてください。

(参考)総務省統計局/「消費者物価地域差指数」-小売物価統計調査(構造編)2021年(令和3年)
※消費者物価地域差指数とは、その年の地域間の物価水準の差を示す数値です。全国平均が100。カッコ内の数字は47都道府県での順位です。

県北エリア

KENPOKU AREA

名峰「栗駒山」に代表される雄大な自然
農業・畜産業が盛んな『米どころ』

宮城県の最北であるこのエリアは、岩手と秋田にまたがる名峰「栗駒山」がそびえ、秋には山全体が茜色に染まるみごとな情景に包まれます。

山の麓にはのどかな田園風景が広がり、自然の恩恵を受けた新鮮な農産物が採れます。
肥沃な土地柄から『米どころ』と言われる大崎地方には、江合川(荒雄川)が流れ、その上流には全国的に有名な『鳴子温泉郷』があります。「鳴子温泉」「東鳴子温泉」「川渡温泉」「中山平温泉」「鬼首温泉」の5か所の温泉地からなる一大温泉郷で観光資源でもあります。

登米市・栗原市にまたがる「伊豆沼・内沼」や大崎市の「蕪栗沼」は渡り鳥の聖地となっています。ラムサール条約の登録湿地でもあり、全国からプロ・アマチュア写真家が多く訪れます。

加美町のほぼ中央には、宮城県立自然公園船形連峰に含まれる『薬莱山(やくらいさん)』があり、山麓にはスキー施設、レジャー施設、産直施設などがあり、国内有数の音響を誇る文化施設バッハホールもあります。

県北エリアには多くの企業が集積しており、自動車関連、電子部品、住宅資材関連、食品関連工場など働く場が幅広くあります。

子育て支援に積極的な自治体も多く、それぞれが独自の取り組みを行っています。

仙台エリア

SENDAI AREA

杜の都「仙台」から車で約1時間圏内
商業、貿易の拠点でありながら自然も豊か

広域で、それぞれまちの特色が異なるエリアです。

北は日本三景の一つに数えられ、日本屈指の景勝地として名高い松島町。南の亘理町・山元町は、県の中でも比較的温暖な気候をいかして、東北一のいちご産地として知られています。

塩竈市や多賀城市には平安時代にもさかのぼる、歴史や文化的スポットが点在し、いにしえの人々の生活に思いを馳せることができます。

県のほぼ中央に位置する内陸エリアでは伝統的な農業の他、先端技術産業や自動車関連の企業進出により、多くの雇用が生まれています。

仙台市は東北地方唯一の政令指定都市で、行政、地元企業や全国企業の東北支社、大学・専門学校などが集中し、東北の経済の中心となっています。近年はIT企業の進出もめざましいものがあります。
富谷市、利府町、名取市、岩沼市など、仙台市に近接している市町村は、「子育て」も視野に入れた住環境が良く、仙台市中心部からの交通アクセスに優れているため、ベッドタウンとしての人気も高くなっています。

広域でまちの特色も違う「仙台エリア」。いずれも仙台市中心部から車で約30分~1時間圏内で行き来できる利便性の高いエリアなので、自分に合う風土、暮らしの条件に合う場所を見つけてください。

三陸エリア

SANRIKU AREA

活気ある「漁業」の復興と
新しい文化が育まれる海のまち

東松島市から気仙沼市まで続く沿岸部の「三陸エリア」は、古くから豊かな海の恵みをいかした暮らしや文化が育まれてきました。

三陸の沖合は親潮と黒潮が交わる潮境が広がる、世界三大漁場の一つであり、日本有数の水産物の供給地です。また、入り江が複雑に入り組んだリアス海岸となっているため、湾内は牡蠣やホヤ、ワカメといった養殖に適し、重要な地場産業にもなっています。
東日本大震災で、水産業は甚大な被害を受けましたが、国内外からの支援と関係者の努力で復興が進み、おおむね震災前の水準まで回復し、全国屈指の地位を回復しつつあります。

「海のまち」の活気が感じられる新スポットも誕生しており、幸せの鐘などを設置した南三陸町の新名所「北の恋人岬」、石巻市の中心市街地にできた「いしのまき 元気いちば」では、鮮魚、水産加工品、地元の農産品や特産品の販売を中心に、ショッピングや食事も楽しめる観光スポットとなっています。
2018年10月には気仙沼市と東松島市において宮城初のオルレ※コース「気仙沼・唐桑コース」「奥松島コース」が誕生し、県内外からの誘客を図っています。

一次産業である漁業・農業はもちろん、水産加工業、地元ならではの「食」に関する仕事、「復興ツーリズム」などの観光業など、日々新しい『働く場の可能性』が生まれているエリアです。

※「オルレ」とはその土地の自然・歴史・文化などを身近に感じながらマイペースで楽しむトレッキングです。

県南エリア

KENNAN AREA

蔵王連峰と阿武隈川の雄大な自然
農業と製造業が盛んで穏やかな風土

地域の西部に位置する蔵王連峰は,県南エリアを代表する山々で、冬の風物詩「樹氷」や蔵王エコーラインの「雪の壁」、初夏にはまばゆい新緑や高山植物、錦秋の紅葉などの雄大な自然が味わえます。
七ヶ宿町や蔵王町など、キャンプ場や雪質の良いスキー場が集まっており、川崎町にある「みちのく杜の湖畔公園」は東北地方唯一の国営公園として老若男女に親しまれています。
「小原温泉」「鎌先温泉」「遠刈田温泉」「青根温泉」など風情のある名湯もあることから、一年を通してレジャーに事欠くことはありません。

伊達家の重臣・片倉小十郎が居城とした「白石城」、村田町の「蔵の町並み」などの歴史的観光資源。春になると、白石川堤に咲く満開の「一目千本桜」を目当てに、全国から多くの観光客が訪れます。

エリアの東部には、東北で第2の長さを誇る一級河川「阿武隈川」が流れる平野が広がっており、肥沃な耕地では様々な農産物が生産されています。それらを運んだ舟運の歴史を現在に伝える「阿武隈ライン舟下り」では、四季折々の美しい風景を眺めることができます。

「あぶ急」の愛称で親しまれている阿武隈急行は、どこかノスタルジーを感じる姿で、地元の方々から愛されています。自転車を列車内に持ち込んで目的の駅まで行くことができる「サイクルトレイン」の実施や、様々なイベントの開催など、目を離すことができません。

米や野菜、果樹などの農産物の生産のみならず電子機器・機械部品製造などの工業やサービス業も盛んで、第一次産業から第三次産業まで多様な働き方が可能です。

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