法人からのメッセージ

医療法人社団やまとは地域で頼られる医療チームを目指し、宮城県北の登米市、大崎市、栗原市と、隣接する岩手県一関市での訪問診療を行っています。「地域の皆様が住み慣れた環境で希望する医療を受け、安心して幸せに老い、生き終えることができる地域づくり」を理念として、慢性期から看取りまで、チームで24時間対応しています。
在宅診療の一番の特徴は、診療現場が患者さんのホームであることです。診察室で日頃の様子を尋ねるのとは違い、医療者自身の目で患者さんの生活環境を見ることができるため、医療者としての正解と患者さんやご家族の希望との違いにも気づくことができます。どのように暮らしたいか。どのように生き終えたいか。患者さん一人ひとりの希望に寄り添ったケアをすることで、療養生活を支えるご家族のこともケアすることができる。地域で暮らす人を支えることも、地域の活気に繋がると考えています。

在宅診療とは

在宅診療とは、通院が困難な患者様のお宅へ医師が定期的に訪問し、診察や処置、健康管理を行うものです。定期診療に加え、緊急時には365日×24時間体制での往診や入院先の手配を行います。また、診療だけでなく、転倒や寝たきりの予防など予測されるリスクを回避し入院が必要な状況を未然に防ぐよう努め、患者様を介護するご家族様をサポートしていくことも重要な役目です。地域の病院や介護事業所の方々と連携・協力をしながら、患者様が住み慣れた地域で「その人らしく」生きることを総合的にサポートしていきます。

仲間を求めています

医療法人社団やまとでは「その人らしく地域で生きるを支える」をテーマに、医師・看護師・診療アシスタントの3名1組での訪問診療を行っております。本部のある宮城でのニーズが年々増加しているため、今後も各診療所の規模拡大・新規開設を計画中です。開設から9年目を迎える登米は患者数約350名・スタッフ数約40名、5年目の大崎は患者数約300名・スタッフ数約30名。開設1年目の栗原はまだ患者数数十名の小さな診療所ですが、登米・大崎と同規模を目指しています。
未経験の方もご安心ください。訪問診療未経験からチャレンジした先輩がたくさんいます。今後ますますニーズが高まる在宅医療にチャレンジしたい方、もっと患者様ご本人やご家族に寄り添った看護を行いたいと思っている方、地域づくりにご興味のある方、在宅医療を専門とする「やまと診療所」で一緒に働きませんか？

従業員の声（診療アシスタント／入職4年目/女性）

診療アシスタントは医師・看護師と共に患者様のお宅に訪問し、現場ではカルテ入力や診療補助、事前準備としては使用する医療器具の用意や診療予定の計画、診療現場までの運転などをします。私はこれまで医療や福祉介護業界での経験はありませんでしたが、2ヶ月程度の実地研修を経て、3ヶ月目から独り立ちしました。仕事の流れを把握したり、医療器具の名前や扱い方、カルテの作成方法など、覚えることはたくさんありましたが、患者さんやご家族からの「がんばってね」「ありがとう」という言葉に励まされてがんばることができました。今では診療アシスタントの業務以外にも勉強会やイベントの企画、多職種連携の取り組みなどにチャレンジしています。やまとで働く前は自分の暮らす町が廃れていくことに漠然とした不安を感じていましたが、今は自分にできることから町を元気にしたいと思っています。

従業員の声（訪問看護師／入職2年目/女性）

訪問看護ステーションの利用者さんは、がん終末期の方から障がいのある方、慢性期の方など様々です。以前は総合病院で働いていましたが、入院している患者さんの「家に帰りたい」という想いを叶えてあげられない辛さを感じる一方で、それを叶えてあげるにはどうしたらよいか考える余裕はなく働いてきました。やまとでは訪問診療と訪問看護両方に同行させていただきましたが、在宅でここまでできるんだ！と感動しました。住み慣れた環境でご家族と一緒に過ごす患者さんの姿を見て、そのお手伝いをしたいと感じました。訪問中は一人なので病院のように常に先輩や同僚たちが近くにいないことは不安でしたが、事務所には診療チームの看護師や医師が近くに居ますし、訪看の先輩方も病院から転職してきた方がほとんどで、不安や悩みを共有し合えるので、安心して働くことができています。

やまとの取り組み

やまとでは地域の医療・介護・福祉職の方との連携・交流のため、「Open Medical Community」という勉強会の開催や、周辺自治体開催の地域包括ケア会議への参加。地域の事業所に医療用SNSの活用を推進しシームレスな情報共有の環境を整える活動のほか、地域住民が集い、医療・介護について話し合える場としてのコミュニティカフェの運営などもしています。在宅ケアからの地域創生を目指しています。