MIYAGI

INTERVIEW

先輩移住者インタビュー

掲載日:2015年11月1日
更新日:2023年2月21日

石巻市

移住先を知識と技術でバージョンアップ、若きクリエイターが未来を創る/渡邊享子さん

  • 地域づくり・交流

渡邊享子さん

震災をこえて。新たな石巻づくりを手掛ける

ヴァージンロードは、アイトピア通り。軒を連ねる店先には、消え残る雪とともにたくさんのまちの人々の祝福の笑顔。石巻に生まれ、石巻の未来を創ろうと奮励する男性のもとに、同じ志を抱き、ともに未来を歩こうという女性が寄り添っています。2014年2月に行われたまちぐるみ結婚式。主役となったのは、「ISHINOMAKI 2・0」代表理事である松村豪太さんと同じく理事である渡邊享子さん。ふたりが出会ったのは、東日本大震災から間もない、2011年の4月でした。

移住先で結婚

最初は、瓦礫の撤去など、眼の前にある問題解決のためのボランティアでした。でも、5月の連休が終わる頃になると、震災による被害をリカバリーするだけでは解決しない、もっと根源的に石巻が抱えた問題点も見えてくるようになってきました。これからは、さまざまな職能をもった専門家が地域の良さを見つめ直して、石巻を持続的な「再生」に結びつけなくてはいけない。その一助となることができれば、と始めたのが、ISHINOMAKI 2・0のフリーペーパー石巻VOICEへの協力だったんです。

地域と関われる移住者を増やすしくみ

この取材を通し、渡邊さんは松村さんと出会いました。松村さんは、当時をこう振り返ります。震災は確かに大きなダメージでした。しかし、震災以前の状態に戻ればそれで十分、とは思わない。徐々に広がってゆくシャッター通りに、まちがまちでなくなっていく危機感がありました。だから、私たちが掲げたのは、石巻を震災前の状況に戻すのではなく、世界のモデルになるようなまちへとバージョンアップさせよう、というテーマ。建築や都市計画の専門家である彼女たちは、私たちのこの考えにとってなくてはならない力でした。
ISHINOMAKI 2・0に参画して1年間は、学業との両立により東京と石巻を行ったり来たりしていた渡邊さん。本格的に石巻へ腰を据えたのは、2012年の春でした。
賃貸物件も少ない中、どうしようかと思っていたところに、以前からいろいろとお世話になっていた「かめ七呉服店」さんが声をかけてくださったんです。「石巻のためになにかしようとしてくれてるんでしょ?だったらうちに住みなさい」と。そうして居候させてもらいながら活動することで、近隣の商店主さんたちとのコミュニケーションが生まれました。もっとこのように、地域と関われる移住者を増やす仕組みがほしいと思い、「2・0不動産」を立ち上げました。

移住先はすきまがあるところがちょうどいい

地域の住民や商店と交流しながら住むこと。新しい業態のショップオープンをサポートすること。都会にもない新しい文化を創り出すこと。そしてそれらを、きちんとしたクオリティで発信していくこと。多岐にわたる渡邊さんの仕事、そのすべては、未来の石巻移住者たちの礎となることばかりです。石巻は、出来上がりきってないところ、すきまがあるところがいいんだと思います。少ない資金でお店が始められたり、異業種の人たちが何人か集まることで新しいビジネスモデルが生まれたり。住んでみようかな、何か始めてみようかな、と思った時に飛び込める親しみやすさも魅力ですね。海も近いし、山も近いのできれいな風景がすぐそばにあって、比較的気候が穏やか。それでいて、単なる田舎暮らしではないアクティブな挑戦ができるまちです。

移住先の仲間たち

まち全体にどこかラテンな気質があって、新しいものやアヴァンギャルドなことを喜ぶ人たちが多いです。海辺のまちながら山や田園地帯も近くに広がり、自然豊か。外からやってきた人間だからこそ、気づくことのできる価値や問題がある。それが地元のひとやものと化学反応を起こして、新しい生きかたやビジネスを生み出す起爆剤になる。最初から大きなことを目指す必要はないんです。小さな成功事例が少しずつ結びつくことで、大きなチャンスに繋がるのだから。まだまだ発展途上にある石巻だからこそできることが、たくさんありますよ。

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