MIYAGI

INTERVIEW

先輩移住者インタビュー

掲載日:2015年8月21日
更新日:2023年2月21日

石巻市

新人生は網地島のツートン屋根の家で/上杉哲夫さん

  • 島暮らし

上杉哲夫さん

巡り合いの島、網地島

網地島上杉さん

東京で40年、大工をしていました。大工って定年退職がないでしょ。働き続ける・・それでいいのかなって・・その前に島暮らし、したくってね。島が好きでいろいろな島に旅に行ったけど、テレビでこの島を観てね、いいな!ってピンときた。橋が架からない島。自分にはそれがいい。工夫をいっぱいして過ごしたいって思ったんだ。
迷ってたんだけど都内で「離島フェア」ってイベントがあって見に行ったんだ。網地島もあった。それでやっぱりここだ!って決めたんだ。でも最初は妻には反対されたんですよ。彼女は仕事を最後までしたかったからね、2人の息子は成人してるけど、東京にいるし。でも連れてきちゃった。妻は馴染むのにちょっと時間がかかった。「別れるか、島を出て行くか!?」ってところまでいったこともあったけど、自然の良さが解決してくれた。それに自分は連れてきた責任があるから・・

「妻にとって住みやすい環境になるには・・?」「妻が島の人に話しかけてもらえるようになるには?」それで考えついたのが島の人の包丁研ぎ。大工だったから得意だったんです。1人研ぐと「うちも研いで」って声をかけてくれる。優しい島の人たちは妻にも「ご主人に研いでもらったのよ」って話しかけてくれるようになりました。それから消防団や祭り、大工の仕事の手伝い、釣れた魚は近所の人におすそ分けすると野菜が返ってくる・・そうして島の人と交流し、自然と溶け込んでいました。いま移住8年目です。趣味の釣りや夏場は「冒険楽校」の手伝い・・毎日充実しています。妻はマンション暮らしの東京ではできなかった畑作りや、庭いじりを楽しんでいます。この家の屋根オレンジとブルーのツートンなんですよ。航空写真で見てください。東京で暮らす友人たちに一目瞭然です!

ツートンカラーの屋根が移住想いを現しています

網地島の夏

人が人を呼ぶ。自然の魅力満載の島

網地島前景

風と海、自然が贅沢な島です。山では竹の子、蕨、ゼンマイ、蕗、たらの芽・・いくらでも採れます。白浜が美しくて一目惚れしました。海は宮城県No.1の透明度。黒潮と親潮がぶつかるので魚にワカメ、ウニなどもよく捕れます。気候も温暖です。移住して5~6年してから東京から友人を呼びました。島には医療施設もあり安心できます。気に入ってくれた友人3組が移住し始めました。彼らの中には自然豊かなこの島が、孫の夏休みの遊びの拠点になってくれたらと考える人もいます。自分も夏場は宮城県指定の夏の体験教室「冒険楽校」を小中学生対象に行っています。ここに人間の作り上げた物はありません。自然を相手に思いっきり遊びます!海、釣り、虫捕り、花火、BBQ・・素朴な遊びですが目をキラキラ輝かせて大満足してくれます!彼らが大人になって「あの島にまた行きたい」と思ってもらえたら嬉しいですね。

ここが故郷になる 網地島で新人生

島は人口400人ほどですが、新島民も増えて活気づいています。ひじきがブランド化されたり、オリーブの木を植えてみたり、麻の実で油をとる研究をしている人や、アーティストがギャラリーをひらいたり・・まかない種は芽がでないですよね。島が新しいことに取り組み模索しています。都会はなんでもあるけれど、考える時間がなかった。ここにはたっぷり時間があり、年金で暮らせていけるから自分を見つめ直せます。妻に顔が柔らかくなったと言われました。ストレスがないですからね。ここで人生のレールを新しく敷いています。ここでは住む、働く、・・全てがオリジナルです!

上杉さん

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